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◆ナオミの充填物語 ビフォー・アフター◆ VOL.0104 2015年9月号  
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 充填機のナオミ ━━┛


 今月のテーマは・・・・。

「 自信がない その2 」 12年前、経営者として生きて行こうと思ったときに、
どうすればいい経営者になれるのかが分からなくて、
経営者の会に入会して勉強をしていたことがありました。


その当時のナオミは、売上が1億円そこそこの
未来を感じられない会社でした。(2015年度現在 7億3千万)

会社の建屋は、古い小さな倉庫。

ようやく正社員を採用し始めたころで、全員が50代後半、
中途採用で入社して来た人でした。
とても若い人が来てくれるような会社ではありませんでした。


そして、父(先代の社長)が毎日、朝からみんなの
モチベーションを下げる不満や、文句のようなことを
言い続ける朝礼を1時間以上行い、日中は気に食わないことが
あれば機嫌が悪くなり、人に八つ当たりするという、
働くのが嫌になるような環境の会社でした。


私は、そんな父のやり方を見ていてこれでは、会社は
絶対に伸びないと思いました。


私だったら、みんながナオミで働いてよかった、
幸せだと思ってもらえるような会社を作るのに・・・、
と徐々に思うようになっていきました。


そして、毎日のように仕事に対する考え方の相違で
父と喧嘩をしていましたが、ある日大喧嘩になって
売り言葉に買い言葉で、
「お前が会社をやれるんだったらやってみろ!」と
言われたのです。

「わかった、私がやる!」ときっぱり父に言い返し、
経営者として生きる決意をしたのでした。

しかしながら、父はそう言ったものの、後になって、
やっぱり「お前にはやらせん」といい続けていました。


でも、私は、覚悟のスイッチが入って、何を言われようと
「絶対にやってやる!」と心に決めたのです。
それで経営者の会で勉強を始めたのでした。


しかしながら、習って来たことを会社に落とし込む方法が
分からず、だんだんと悩み始めることになりました。


毎日、こんな場合は、どうするのだろうと疑問に思うことが
どんどん増えて行き、身動きが取れなくなってしまいました。


無謀にも、「いい会社を作る!」と言う想いだけで
経営者になろうとした私には経営のスキルを身につけることは、
至難の業であることが分かってきたのです。


勉強を始めて1年くらい経ったときに、相変わらず君臨している
父やあまりやる気のない社員さんたちを、私の力では変えることは
できないと諦めかけていました。


そんなときに、ナオミの番頭である専務が、ハローワークの紹介で
ナオミに入社してきました。


私は、専務に、なんとしてもナオミを
いい会社にしたいことや、社会貢献をしたいことなどを、
熱く語り、その私の情熱や想いに会社を改革する手伝いを
専務は約束してくれたのです。


専務は、ナオミに入ってくる前に長きにわたって
社長をしていました。


営業、戦略、人の教育、財務などあらゆるスキルを持っていたので
私は、専務から一人前の社長になるための考え方やスキルを教えて
もらうことにしたのでした。


専務の指導は本当に厳しかったです。
なんとか、ひよこの私をいっぱしの社長に育て
上げなければならないと、覚悟をして臨んでくれたからです。


指導が始まってから、私は自分があまりにも何もできないことを
嫌というほど知り、すっかり自信を喪失してしまいました。


例えば自分の判断で行ったことが、かえって迷惑をかけてしまい
尻拭いをしてもらうことが続出し、最後には
「どんなことでもすべて相談してください」と
言われる始末で、情けなくなってしまったことがあります。


まるで、幼稚園児のようで何も自分ではできないのかと
思うと、こんな人間が一人前の経営者になろうとしている
こと事態が間違っているのではないかと思うことも何度も
ありました。


また、一番悔しかったのは、
「今、駒井さん(当時役職はありませんでした)は
こう思っていますよね。」と私の心をすべて見透かされていて
言い訳ができない状況に立たされるときでした。


何故、そこまで私の思考が分かるのだろう、とても
敵わないと思いました。

そこまで人の気持ちを理解し、その時々で的確な
考え方を教え導くことが、一人前の経営者には
必要なんだ・・・、その道のりの長さを思うと
気が遠くなることもありました。

私にそれができる時が来るのだろうかとも思いました。

私はとても焦っていました。
早く、一人前の経営者にならなければならないと
思っていたので、うまく行かないときは
苦しくて、情けなくて、自己嫌悪の塊となって
いました。

そんなとき専務は
「昨日生まれたヒナドリが、次の日に大空を悠々と飛ぶ
 親鳥になれますか?」と言いました。

そして「ひとつひとつ積み上げていくしかないのです。
一生懸命にやっていると、空を飛べるときが
必ず来ます。焦らないことです。」とも言いました。


ヒナドリの私は、その言葉に慰められ、専務の指導の下、
一生懸命努力を続けました。
そして6年くらい経ったときに、専務がふと
「成長されましたね」と言ってくれました。

それは、本当にうれしい言葉でした。


新卒の人や、新しい仕事をする人も私のような気持ちになる
場面が往々にしてあると思うのです。


できない自分に対して、自己嫌悪に陥り、あるべき姿の理想の
自分から大きくかけ離れてしまって、気持ちがどうにもならなく
なるときがあると思うのです。


ナオミでも、それ以外で出会った人にも、そんなところで悩んでいる
ときは、いつも私は、専務に教えてもらったことを伝えます。


「ヒナドリが明日親鳥になれますか?周りのみんなは
なんでも、サッサと出来てすごいと思っているかも
しれないけど、みんないろいろ経験して
ようやくできるようになったのよ。
一足飛びなんてないからね。」と。


できない自分を受け入れ、認める。
それが心にストーンと落ちた時から、人は変化して行きます。


ダメだと思う自分は、現時点だけ。
時間をかけて失敗を繰り返し、成功体験を少しずつ
積んでいけば必ずできるようになります。


そして変化して行く自分を少しずつ信じていけるようになります。
ともかく焦らないことです。
人は自然の一部です。
その流れに逆らって、焦ってもうまくは行きません。


早く成長しなくてもいいのです。
木の成長のように、ゆっくりと確実に根を張りながら
成長していけば、安定感のある揺らがない人になり、人から
信頼されるようになります。


そのとき、しっかりとした自信を感じることができるのだと
思います。


今はできていなくても、毎日やれば、3年後、5年後には
たいていのことは出来るようになっています。
それくらいの気持ちで、自分を信用してあげることが
大切なんじゃないでしょうか。


今だけで自分を判断しない。
ダメだと思わない。


そんなに自分を追い詰めなくてもいいし、できれば
変化していく自分を楽しむくらいの気持ちで、
歩いて行きませんか?


今、私は当時出来なかったことが、出来るようになり
自分の付加価値をみつけることができました。


自分を信じることができると、自分を好きになる
ことにも繋がります。

自分が好き、自分って結構いい奴だなあと思えるって
幸せなことですよね。


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