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◆ナオミの充填物語 ビフォー・アフター◆ VOL.0121 2017年3月号  
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 充填機のナオミ━━┛

「 黒船会議 」

先日、半期に一度の全体会議を行いました。

会議の後半には、初の試みとして、黒船会議というものを行いました。

それは、第三世代の若い社員の中で、改革を起こしてくれるのでは
ないかと思える数人の社員と、幹部とが一緒に話し合う会議です。

私は、昨年あたりから、永く会社が繁栄するためには、時代の変化に
対応できる力と、多様性を受け入れる力が、今後さらに必要になると、
みんなに伝えていました。

多様性を受け入れるための一歩は、まず社員同士が違った価値観を、
認め合うことではないかと思います。

それには、お互いの考えをすり合わせる時間を、
ちゃんと取らなければならないのですが、忙しさにかまけて、
前期は、ほとんどできていませんでした。

そのことで誤解が生まれ、距離感ができてしまうような
ことも起きてしまいました。

一部の若い社員たちから、このままでは不安を感じるという声が、
出始めました。

仕事の時間を削ってでも傾聴することや、話し合うことが
いかに大事であるか、みんなも感じるようになっていました。

先を見据えることなく時間が無いと、日々をこなしているだけでは、
方向を見失ってしまいます。

そして、話し合いのないままに進んでいけば、チーム力は低下し、
お互いを思いやる気持ちも薄れて、バラバラになってしまいます。

そうならないように、今期は傾聴する会議をどんどん行い、
ぶつかってもいいから、お互いの本当の気持ちを伝えて、
本気でナオミを変えていきたいと思ってくれる人たちの
比率を上げて行きたいと考えています。

そんな背景の中から生まれたのが、黒船会議です。

1回目は、若い社員たちが、幹部に物申すことから始まりました。
発言するには、きっととても勇気が必要だったと思います。
でも、ナオミを本当に良くしたいと言う想いが伝わってきました。

幹部は、40代~50代前半の人たちです。
その年齢になってくると、体と一緒で頭も固くなってきます。
自分の価値観以外を受け入れることも、だんだんと できなくなってきます。

本人も気が付かないうちに、相手に価値観を
押しつけていることもあるので、若手の社員たちからは
否定された気持ちになる、意見が言えない、
怖い、と言った声が出てきていました。

幹部は、そのことを指摘される機会もないので
案外、若い社員の気持ちに気付かなくて、悪気なく言っている場合があります。

実は、それが問題なんですよね。

私も最近、私の言った言葉で傷つきましたと言われたことがありました。

私は傷つけたという自覚がなくて、言われて初めて、そんな風に相手の人は
感じていたんだなあと分かりました。
人の感覚は自分の感覚とは全く違うから、気をつけないといけないなあと
反省しました。

何気なく発言したことが、人によっては、とても不快に思うこともあります。
発した本人はそのことを自覚しないままで、一方、相手は嫌な思いをしたことを
伝えないままでいると、どんどんと距離ができてしまいます。

そこでナオミでは、距離を縮めるため、気が付いてもらえるようにと
幹部に改善してもらいたいことを、部下から、伝えてもらうことにしました。

幹部以外の社員全員が、幹部一人一人に改善してもらいたいことを用紙に書いて
提出してもらう方法を取りました。

そうすれば、みんなから見えている自分と、自分の思う自分との
ギャップに気付くことができるだろうと考えたのです。

多くの人が、同じような意見を持っているのが分かると
認めざるを得ないですから。

それを受け入れて、自分を改善していくことが、
会社全体のためになるのであればそれは、是が非でも努力をする
必要があります。

ただし、これは幹部だけではないのです。
幹部以外の人も、同じなんですよね。

言い難いことを言うことによって、摩擦が起きるかもしれません。
でも、それを恐れていては、何も変わりません。

本音で言って、ぶつかって、傷つくこともあるかもしれませんが、
みんなが大好きなナオミが良くなっていくためにどうしても
避けては通れないことなので、進めて行こうと思います。

そうすることで、互いの違いを尊重し、認め合い、
高め合うことができるのだと思います。

そんな風土を作ることが、今期のナオミの目標です。

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