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◆ナオミの充填物語 ビフォー・アフター◆ VOL.0124 2017年7月号  
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 充填機のナオミ━━┛

「 ポイと捨てました 」

半年くらい前、長年一緒に働いてきた専務に、
私が言った一言で、非常に傷ついてしまったと言われたことがありました。

言われたときに、私は専務がなぜそこまで傷ついてしまったのか
理解できませんでした。

傷つけてしまったことは申し訳ないと思ったのですが
私にすれば、冗談交じりで言ったことだったので
そこまで専務が落ち込むくらいのひどいことを
言った感覚があまりなかったのです。

だから話し合いのときに、私はそんなつもりで言ってないし、
そんな風に落ち込まれても困ると、ちょっと逆ギレ気味で言いました。

その時の私は、専務の気持ちに寄り添おうとしていませんでした。
一方的に責められた感じがして、必死になって自分を擁護するような
ことを言っていました。

最後に謝りはしたものの、腑に落ちていない私に対して、
本当に伝えたかったことが、私に伝わっていない不満が
専務に残ってしまったのでした。
(専務にしたら、私が自分のことしか考えていない人間に見えて、
その時、これ以上何を言っても無理だと思ったそうです。)

その話し合いの後から、私は、たった一言でそうなってしまった専務に、
また傷つけてしまうのではないかという怖さから、言葉を相当
選んで話すようになって行きました。
だから以前のように、冗談が言えなくなっていきました。

その後も専務は、ときどきその出来事について話す機会を
作ろうとし、私が本当に理解しなければならないことを
何とか伝えようとしてくれましたが、私にすれば、
言われたくないことなので、また始まった~という感覚でした。

ただ、そうやって諦めずにやってくれたことで、
時間が経つうちに、専務が本当に私に伝えたかったことが
徐々に理解できるようになっていきました。

そして、先日専務が
「あのとき私は、社長の言葉でそう感じてしまった。
でもそれは、私が感じたことで、社長はそんな悪気なく言ったんだと思います。
だから私は、そう感じてしまったという事実を、ポイっと捨てました」
と笑って言ってくれたのです。

私は、その言葉に驚きました。
そして、そうしてくれた専務に感謝の気持ちが溢れてきました。

専務は、私の言葉で本当に嫌な思いをしたんだろうけど、
私との関係性を大事にしたいと思って、そうしてくれたのでした。

ポイと捨てましたと言ってくれるまでの半年間、機会を見計らっては
大事なことを伝えようとしてくれていたことに対しても、
ありがたい気持ちになりました。

そして専務は、「私は傷ついたと伝えたときに、なぜそう感じたんですか?と
寄り添って欲しかっただけなんです。それなのに、そんなつもりは
なかったと言い張って、自分のことしか考えない社長に対して、悲しくなりました。」と
ようやく聞く耳を持った私に、言ってくれました。

私はそのとき、本当に申し訳なく思いました。
専務は、今の私の考え方では、専務以外の人に対しても同じことを
してしまう危険性があるから、そうならないように伝えようと
してくれていたのでした。

そんな気持ちが分からなかった自分に対して、情けなくなりました。
そして、自分が言われたことばかりにフォーカスしていたことに
恥ずかしくなりました。
人に寄り添うことをしよう!とナオミのみんなに言ってきた
私自身が、全然できていなかったのでした。

自分のダメダメなところに気づかずに、あたかも自分は
出来ている気になっていました。
今回のこと以外でも、私は随分と横暴なことをやって来て
いたことにやっと気がつきました。

会社で起きたことを、いろいろと話している娘に、
今回のことを話したところ、

「お母さん、ようやく気がついたん。(笑)
周りの人がいっぱい飲み込んでくれていたんやで。
ただ、お母さんが人のために一生懸命やから、まあ
しゃあないなあとみなさんが諦めてくれてはったんやで。
そのことを、ほんまにいつも忘れずに、感謝して謙虚に生きて欲しいわ。
ちなみに私も飲み込んできたそのうちの一人やで。(笑)」
と言われました。

私は、今回のことを心に深く刻んで、
これから自分にそういうところがあることを、
しっかり認識して生きていこうと思います。

気づかせてくれた専務に、飲み込んでくれていた人たちに、
心から感謝致します。
ほんとうにありがとうございました。
そしてこれからもよろしくお願い致します。

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