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◆ナオミの充填物語 ビフォー・アフター◆ VOL.0126 2017年10月号  
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「 楽しく働く 」

社会貢献事業の「学び舎 傍楽」や、ナオミが所属する
「ミライ企業」で、私は多くの大学生と
出会いますが、『楽しそうに働いている人を見たことがない』という声をよく聞きます。

私にとって、楽しいと感じて働く時は、いったいどんな時なのかを考えてみました。
私自身は、働くことがとても楽しいと思う人間なのですが、
次のことが、大きな要因ではないかと思っています。

1.やりたいことができる
2.人に認められている
3.人に必要とされている
4.自分に対して自信がある

この中でも、「やりたいことができる環境がある」ということが、
一番モチベーションの上がることだと思うのです。

父が経営者時代のかつてのナオミでは、このやりたいことが、
全くできませんでした。

「無駄な金を使うな。そんなことをやって儲かるのか?」
などとよく言われて、自由に発言したり、やってみたいと思うことに
お金を出したりしてもらったことは、ほぼありませんでした。

私は「会社のためにこんなに考えているのに、なぜ理解しようとしてくれ
ないのか?」と、何度も何度もがっかりさせられて、だんだんやる気が
無くなっていったのを覚えています。

私自身が、やりたいことができなかった時、
とても嫌な経験をしたので、みんなにはやりたいことをさせてあげたいと、
いつも思っています。
サントリーの佐治会長ではないですが「やってみなはれ」が、私のモットーです。

ナオミに中途採用で入社してきた多くの社員は、
前職では、やりたいことができなかったと言います。
提案したところで聞いてもらえないので、諦めてしまったようです。

でも、そういう思いをしてきた社員たちが、ナオミで働き出すと、
「自由で、やりたいことができる」と言ってくれます。

やりたいことができるとなると、まず、モチベーションが上がります。
やりたいことは、少々しんどくても頑張れるので、成長が早いです。
早く成長すると、人の役に立つようになります。

そうすると、認められて必要とされ、自尊感情が高くなっていきます。
良い循環が出来てどんどん自信がつき、自分の存在が会社を支えていると感じ、
会社が自分事になっていきます。

自分事になっていくと、もはや仕事が仕事でなくなり、
やりたいこと・楽しいことになっていくのです。

こうして良い循環が回りだすと、その人のオーラも変わります。
エネルギーに満ち、笑顔が増え、楽しそうな空気が漂います。
それは、他人にも分かるくらい変化します。

けれども、多くの会社には、この環境がなかなかありません。
いろんな枠組みがあったり、上司が否定的であったり、そもそも
話を聴いてくれる、寄り添ってくれることもないようです。

『聴く・任せる・認める』の風土が無くて、疲弊していく社員は、
やがて会社を去っていきます。

人間にとって、やりたいことができないことは、何よりも辛いことだから、
去るという選択をせざるを得ないんだと思います。

けれども、その選択をしないで、そのままの状態で居る人たちの多くは、
自分に言い訳をして、ごまかして生きていかなくてはなりません。
やりたいことをやっている人が羨ましくて、やっかみが生まれます。

仕事にやりがいがないので、一時的な楽しさを求めてしまいます。
文句や愚痴が増えて、相手やモノや時代のせいにしてしまいます。
攻撃的になったり自暴自棄になったりもします。
いつしか感覚が麻痺して、人生なんてこんなものだと諦めてしまいます。

そんな大人たちは、働くことが楽しいなんて夢物語だと感じているので、
若者たちにも自分の経験が、常識のように語ってしまうのでしょう。

そんな大人たちを見ている若者が、楽しそうに働く大人を見たことないと
言うのは当然だと思います。

けれども、楽しそうに生きている大人も実はたくさん居て、
多分、学生の方は、楽しく働いている大人たちに、
まだ出会ってないだけなのではと私は思います。

おそらくですが、学生の方たちが知っている大人は、
親や先生、バイト先の人くらいで、とても狭い視野の中で、
判断しているのではないでしょうか?

学生の方たちに、ぜひ伝えたいのは、もっともっといろんなところに出かけて、
いろんな大人に、たくさん出会って欲しいのです。
そしてその人たちの生き方や話を、聴いて欲しいのです。

失敗したり、挫折したりしながらも、自分がどう生きたいのかを、
一生懸命考えているはずです。

生きるって大変なこともあるけど、結構楽しいものなんだなあ。
なんとしてでも、生きていけるものなんだなあ。
自分の価値観を外せば、意外に世界は優しいものなんだなあ。

そんなことを、感じることができると思います。

そこには、話を聴いてくれたり、寄り添ってくれたり、
お説教ではなく、自分の言葉で話してくれる人がいると思います。
生き様が、かっこいい人がいると思います。

そのためにも、まずは出かけて行く。
怖がらずに、勇気を出して一歩を踏み出す。

そんな行動が、楽しそうに生きている人にいつか繋がると思います。

そして、自身が「なんか楽しそう!」と思われるような人に、
ぜひなって欲しいと思います。

そんな素敵な大人が増えれば、きっと若者も希望が持てるのではないでしょうか。

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