2013年11月22日 お知らせ

The Japan Times2013年 アジアにおける次世代の社長100人に 2年連続で駒井亨衣が選ばれました。

 

   2013.11.22掲載(掲載記事 和訳)

 

<若者へメッセージ>

欲を捨てなさい。一生懸命に働きなさい。己のためではなく世のため人のために働きなさい。それを心に留め、常に全力を尽くせば、必ずチャンスと素晴らしい人に出会う機会に恵まれます。

 

右から2列目 上から2行目に掲載

webページ掲載分 新聞掲載記事の元となったページをご紹介します。

 

(web掲載記事 和訳)

幼少時代、お絵かきが好きで、将来絵画にかかわる仕事がしたかったんです。

芸術大学の入試を受けましたが、滑りました。家庭の事情なども重なり、絵画とは全く関係のない仕事に結局就くことになりました。 そういえば、音楽も好きで作曲して歌を歌ったりしていましたね。

 

社長になるとは、全く思っていませんでした。ですから、先代である父の仕事を手伝っているときもしばらくの間だけ勤めればいいと思っていました。従業員不足で、あらゆることをやらされていましたね。

 

父は利益至上主義の典型的ワンマン社長でした。10年ほど前に正社員を雇い始めるようになり、その方たちと仕事するのが楽しいと思うようになりました。それと同時に、父親の経営の仕方に徐々に疑いを持つようになりました。

 

ある日、仕事を通じて知り合った経営者の方から、チームワーク精神を従業員に教え込むことで、会社の難局を乗り越えたというお話を聞かせて頂くことがありました。それからというもの、『私ならこの会社をこうやってああやって経営するのになあ』と考え始めました。

 

あるとき、父と大喧嘩をし、父は『お前がこの会社をやれ!』と激昂し、私は間髪入れずに『わかった!やるわ!』と考え無しに言いました。しかし、実際には『全然出来てないやないか。お前にできっこないんや』と妨害してきました。会社経営の苦しさを私に味合わせたくないという父の親切心からだったのかも知れません。

 

その頃、私は会社経営について全くの無知でしたが、いい会社を作りたいという強い思いだけで社長になりました。社員を大切にすれば会社は伸びると信じています。ですから、コミュニケーションを図ることを重視していますし、素直に褒めるようにしています。精魂こめてやり遂げたことを褒められれば、誰だって嬉しいですよね。称賛は彼らのエネルギーになっていると思います。

 

わが社の強みはチームワークだと思います。社員一人一人が、よりよいものを作るために戦略的考えやアイデアを持っています。 私は社員一人一人と月に一回話し合う機会を設けて、相互理解が出来ているのか、共通の目標を持てているのか確かめています。会社が繁栄していくためには、正しい考え方と技術が必要だと確信しています。

 

人材育成には忍耐が必要です。時間をかけて成長していく社員を見守っています。助言を与えたときの彼らの可能性を信じています。子育て経験が社員との接し方に役立っていると信じています。子供二人が思春期の頃に不登校になりました。予期せぬ出来事でしたが、乗り越えられたことで、母として人として強くなれた気がします。過去の困難や失敗に心から感謝しています。つらいことを乗り越えたからこそ感謝することの大切さや幸せを味わうことが分かると思うのです。それが、人生をより豊かにすると思うのです。

 

私たちは、小型機械に特化し、シェアの大半を占めています。海外にも拡がり始めました。食品というのは文化に必要不可欠なものですし、わが商品に信念があります。お客様が当社の製品に満足してくださっている自信があります。会社というのは、人々に価値をもたらすことによって社会貢献できるのだと信じています。世界中の人々のニーズに応えられるよう、日本の強みを生かし、日本人として誇りを持ち、日本製品の商品を作り出していきたいです。

 

 

 

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