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◆ナオミの充填物語 ビフォー・アフター◆ VOL.0084 2013年12月号  
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 今月のテーマは・・・・。

「 自分を信じる力 」



今回は私の女友達のお話です。

小学校のころ、友達は「おてんばさん」だったそうで
懇談のとき、彼女のお母さんは
性格のことでいろいろ先生に指摘されたそうです。

そのときにお母さんが
「いえ、うちの子は可愛いくて(愛しくて)いい子なんです」と
きっぱり言ったそうです。



その話を聞いて、私は、なんて素敵なお母さんなんだろうと思いました。
大半の親は、先生に言われたら、落ち込んだり、子供を後で
叱ったり責めたりすると思うのです。



誰に何を言われようと、
子供を心から信じて愛しむ彼女のお母さんの凛とした生き方は、
彼女が「自分はどんなことがあってもきっと大丈夫」と、お母さんを
信じきる力を与えてくれたのではないかと思います。



私は彼女が大好きです。
いつも前向きで、心がピュアで、義理人情に厚く、面倒見が良くて、
情の深い人です。

会うと、いつも心があったかくなって、元気になります。
お母さんの良い影響が彼女と言う人を作り上げたのだと思います。



もうすぐ40歳になる彼女は、今でもお母さんと会うとハグをして、
お母さんは「ええ子やなあ、可愛いなあ」と言ってくれるそうです。
本当に素晴らしいですよね。

しかしながら彼女には育ちの中で、私にはとても想像できない家庭での
苦労がありました。
今の彼女には微塵も感じられないことですが・・・・。

その当時のことを淡々と話してくれた彼女は、
「母は、どんなことがあっても絶対に私の味方で、命を張って私を
守ってくれることを私は分かっていた」と言いました。



この人の強さはここにあるんだ。
絶対的な愛を実感している人の強烈な強さ。
私は、心からうらやましいと思いました。



頑張ったときは手放しで一緒に喜んでくれる。
ずるい生き方をしたときは、本気で叱ってくれる。

辛いときはそっと抱きしめて一緒に悲しんでくれる。
遊ぶときは、子供のように一緒に楽しそうに遊んでくれる。

いつも、見守って寄り添ってくれる。
そして、どんなことがあっても信じてくれる。



子供が求めているのは、頭でっかちの母親ではなく、
彼女のお母さんのように、本能で子供がどうして欲しいのかを
感じれとれる母親なんだと思います。



情報が氾濫して、何が正しのかを見失ってしまっている親が多い今、
親のあるべき姿を、見直しをする時期が来ているように思います。



自分の都合を優先していないか?

子供を、自分の思い通りにしようとしていないか?

我が子より、世間体を優先して重視してないか?

いい子を求めていないか?



どれか一つでも思い当たる人は、少し立ち止まって考えてみてください。



人生は、思い通りにならないことがほとんどです。
子供がどんな困難も乗り越えていくためには、自分を信じる力が
強くなくてはなりません。

それは、親がどれだけ子供を信じ、愛しているかがしっかり
伝わっていることが必要です。



もし自分が居なくなっても、自分で自分を励まし続けることができる
子供に育てるのは、本気の親の愛情だと私は思います。



辛いときでも自分はきっと大丈夫と自分を信じることのできる人は、
本当に幸せな人だと思います。



親の仕事で一番大事なことは、そういうことなんじゃないでしょうか。