充填機とは?
- top
- 充填機とは?
充填物を容器に定量で詰めるための機械です
充填機とは、液体・粘体・粉体・粒体の充填物をボトルやスパウトパウチ、カップ容器などに一定量ずつ正確に詰めるための機械です。
食品をはじめ、化粧品、医薬品、化学製品など、幅広い業界で使用されています。充填機を導入することで、作業の効率化だけでなく、人手不足の解消や衛生面の向上にもつながります。また、安定した品質を保ちながら、働き方改革の実現にも貢献するなど、多くのメリットがあります。

TIMING
充填機の導入を検討する
タイミング
充填機の導入をどのタイミングで検討すべきか、悩まれる方も多いのではないでしょうか。
私たちは充填機の専門メーカーとして、これまでさまざまな現場に携わってきました。
その経験をもとに導入判断の一例をまとめましたので、ぜひご参考にしてみてください。
設備導入を検討した方が良い場合
- 充填作業を効率化したいと考えている
- 作業者の負担が大きく、身体的な負荷を軽減したい
- 1日に100個以上の商品を生産している
- 誰が作業しても同じ品質で充填できるようにしたい
- 充填工程の一部または全体を自動化したい
- 安全性や衛生面をより強化したい
- 細口のスパウトパウチや自立しない容器など、手作業での充填が難しい容器を使用している

設備導入を急がなくても良い場合
- 1日の生産量が100個未満と、生産規模が比較的小さい
- 生産量が少なく、品種切替の頻度が高い
- 現在の手作業で問題なく対応できており、作業負担や非効率さを特に感じていない
現時点で設備導入のご予定がなくても、充填に関するお悩みは多岐にわたるかと思います。
ご相談やお困りごとがありましたら、どうぞお気軽に弊社までお問い合わせください。
MERIT
主なメリット
01
making efficient
充填作業の効率化
充填機を導入することで、手作業に比べて短時間での充填作業が可能になります。
たとえば、調味みそをスパウトパウチに詰める場合、1台の充填機でおよそ15分ほどで100個の充填が完了します。また、キャップの取り付けや洗浄作業など、充填に関連する周辺作業も効率化できるため、充填工程全体の作業時間を短縮することができます。充填機の導入によって、人手不足への対応や、現場の働き方改革など生産性の向上にもつながります。
02
Standardisation of quality
品質の均一化と
作業のばらつき軽減
手作業での充填作業は、スタッフによって作業スピードや充填量に差が生じることがあり、グラム数が正確に合わないなどのばらつきが発生することがあります。こうした人為的な誤差は、生産する商品の品質に影響を及ぼす要因にもなります。充填機を導入することで、あらかじめ設定された量を正確に計量・充填できるため、商品の仕上がりにばらつきがなくなり、品質の均一化を図ることができます。
03
hygiene management
衛生管理の向上
近年では、異物混入対策や感染症予防の観点から、製造現場における衛生管理の重要性がますます高まっています。充填作業も例外ではなく、衛生面に配慮した工程設計が求められます。手作業での充填は作業時間が長くなりやすく、充填物が空気や外部環境にさらされる時間も長くなるため、衛生リスクが高まる可能性があります。充填機を導入することで、充填作業をスピーディーに行うことができ、充填物が空気に触れる時間を最小限に抑えることが可能になります。これにより、衛生管理のレベルを高め、安全で安心な製品づくりに貢献することが可能です。
株式会社ナオミのお客様事例をご紹介します。
充填機を導入されたお客様に、充填機を導入した背景や、充填作業の変化、機械化した効果などをお話を伺いました。
充填機導入の注意点
定期的なメンテナンスが必要
充填機を長く安心して使い続けるためには、定期的なメンテナンスが必要です。機械である以上、絶対に故障しないとは言い切れませんが、こまめに消耗品の交換点検や定期的なメンテナンスを行うことで、トラブルのリスクを減らすことができます。
自動車の「車検」のように、計画的なメンテナンスを実施することで、故障しにくく、安定して稼働する状態を保つことが可能です。
充填機メーカーを選定する場合は、導入後のアフターサポート体制や、定期点検の仕組みがあるかどうかを確認しておくと良いでしょう。

充填物に応じた機種選定が重要
食品、化粧品、医薬品、化学製品など、充填機が対応できる充填物は多岐にわたりますが、粘性や形状によって最適な機種は異なります。
充填機にはそれぞれ得意・不得意があり、すべての充填物に対応できる万能な機種は少ないです。また、メーカーごとに得意とする分野や充填ノウハウにも違いがあります。そのため、自社の製品特性や生産条件に適した機種・メーカーを選定することが大切です。
充填機の導入を検討する際は、お客様が求める充填精度や方法に合っているかどうかを確認するために、事前に充填テストやデモンストレーションを実施されることをおすすめします。


最適な充填機の探し方
充填物から探す
充填機は、充填物の性質に応じて適した機種が異なります。液体・粘体・粉体・粒体といった状態や、粘度、具材の有無によっても、最適な充填方式は変わってきます。また、よりスムーズな充填作業を実現するためには、オプション品の活用も重要な検討ポイントです。製品の特性に合った仕様を選ぶことで、作業の効率化や品質の安定に影響します。
容器から探す
スパウトパウチ・瓶・カップなど、容器の形状やサイズによって、最適な機種を選択することが大切です。容器ごとに充填量が異なる場合は、品種替えがしやすい機種を選ぶことで、作業の手間を減らすことができます。また、口径の大きさによってノズルやオプション品の仕様も変わるため、容器の特性をふまえた選定が、充填機導入後の安定稼働につながります。
生産量から探す
1日の生産個数や作業体制に応じて、必要な機能や処理能力を検討いただくことも重要です。たとえば、多品種小ロットの製造では洗浄性や段取り替えのしやすさが重視され、大量生産の場合は連続運転や自動化対応が求められます。将来的な生産量の増加も見据えながら、現場に最適なレベルの充填機を選ぶことが大切です。
まずはお気軽にご相談ください。
充填機の設備導入は、作業の効率化や省力化ができますが、その一方で導入費用や一定のランニングコストがかかるのも事実です。私たち充填機メーカーナオミでは、お客様の現場に本当に充填機が必要かどうかを含めて、まずは丁寧にお話を伺うことから始めています。費用面についても、人件費とのコスト比較やリースの活用といった選択肢を含めてご提案可能です。お気軽にご相談ください。

充填機についてぜひご相談ください
お電話でも受け付けています
平日9:00 - 17:30
※お昼休み12:00 - 13:00・土日祝は除く